150 年受け継がれるLIBERTYのデザイン

ファッション、雑貨、インテリア、それぞれの部門にインハウスのデザインチームを擁するリバティ。
時代によって変化するトレンドに合わせて創造されるデザインの根底には、既存のファッションへの追求ではなく、常に新たな創造を目指したアーサー・リバティの信念が息づいています。リバティのアーカイブ帳 ©Liberty


コンセプチュアルなデザイン、文化的なコラボレーション、刺激的なキュレーションで名を馳せるリバティのインテリアデザインには5つのデザインテーマが存在します。
もっとも親しみのある小花柄「ドッツィー・フローラル」、豪華で大胆な曲線や植物柄が特徴の「アール・ヌーヴォー*¹」や「生命の樹*²」、西洋の上流階級の間で人気を博した中国風デザインの「シノワズリ」、そしてタイムレスな「ジオメトリック」。
時代ごとのトレンドに合わせながらも、その独自のクリエイティビティを表現し続け、新たなデザインを生み出す礎となるのが約6万点を超えるアーカイブ資料です。
manas_LIBERTY_morrisworld_brand_4.png__PID:d5822ce0-44b7-4a96-9e61-1b3af35c08ee5つのデザインテーマ


たくさんのアーカイブの中には、当時のリバティ百貨店で販売されていたウィリアム・モリスによるデザインのテキスタイルをはじめ、デザインの全貌を判別することができないほど小さなサイズで保管されているものもあります。インハウスのデザイナーたちは、その欠片からリピートイメージを膨らませ、ファブリックや壁紙デザインへと昇華させていくのです。MANAS_about-liberty_8_1024x1024.jpg__PID:8cad3f65-4fbd-4918-8da9-dd6af7b27edaデザインスタジオ風景 ©Liberty


ミニマルなインテリア空間がトレンドの昨今においても、ニュートラルになりすぎないよう『LIBERTYのDNA』としてデザインパターンを取り入れながらアップデートされてきたコレクションたち。
リバティ商会設立から150周年を迎える2025年、デザインの歴史を振り返るような記念すべきコレクション「THE HOUSE OF LIBERTY」の発売を予定しています。(2025年春頃予定)



*¹ アール・ヌーヴォー:19 世紀末から20 世紀初頭にかけてヨーロッパで流行した芸術様式。
「新しい芸術」という意味を持ち、植物など自然界のモチーフを流れるような曲線で表現しているのが特徴。
*² 生命の樹:旧約聖書に登場するエデンの園に植えられた木のこと。万物の根源的な生命を樹木になぞらえて象徴的にあらわした形象で、自然や生命の美の象徴として古代から多くの文化で受け継がれているモチーフ。


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リバティ百貨店
Regent St., Carnaby, London W1B 5AH