#花とモリス No.26
「モリスカレンダー2024」各月の写真に登場する、モリスアイテムや花材からインスピレーションを受けたストーリーをお届けする「#花とモリス」。
2月は「ピュア・ウイローボウ」のデザインとインテリアについてお届けします。
1887年発表のウィリアム・モリスの最高傑作ともいえる美しいデザイン「ウイローボウ」。オリジナルの緻密さや完成度の高さを維持しつつ、ニュートラルカラーで新たに柄を表現したのが「ピュア・ウイローボウ」です。落ち着いた色合いのグレージュのリネン生地と、寄り添うような色合いの花々。
洗練されたシンプルな暮らしと自然界に宿るピュアな美しさを体現するPURE MORRISの世界観をイメージして組み合わせました。
2016年に東京・代官山にて開催した「PURE MORRIS, PURE LIVING!」展の会場ディスプレイを参考に、インテリアへ取り入れる際のポイントをご紹介します。カーテン生地が窓周りをドラマティックに演出
窓際は生活空間の中でも身近に自然を感じられる場所。風によってカーテンがひらひらとゆらめくさまややわらかな光の透け感から、自然とのつながりを感じます。そんな窓際にはPURE MORRISコレクションのファブリックがぴったり。太陽の光を浴びて透けたカーテンから浮かび上がるパターンは、ずっと眺めていたくなる美しさ。ロマンティックな気分を高めるよう、線の細い植物をそばに置くのもおすすめです。
クッションはソファの素材感とミックス
クッションはあえて揃いのものにせず、ニュートラルカラーで取り合わせるのがいまの気分。ソファに置いたクッションも、無地のクッションを部分的に使用すると、柄と柄とのつなぎの役割になって、何種類もの柄を組み合せてもまとまりやすくなります。
トーンを重ねて醸し出すシックな立体感
リネン素材のリラックスした雰囲気の生地には、木など天然素材のドライな質感とナチュラルな色の家具や小物でコーディネート。淡い色ですべてまとめても素敵ですが、黒などの強い色を差し色に使うとナチュラルで優しい空間が引き締まります。
インテリアの雰囲気を洗練させるモリスのデザインと共に、穏やかな心で日々の暮らしをお楽しみください。
■使用アイテム:生地/ Pure Willow Boughs 226480
■使用花材:マム、ケイトウ、カーネーション、ピンクッション、クロコスミア
■フラワーアレンジメント:OEUVRE(ウヴル)