2024年 4月 01日
#花とモリス No.28
「モリスカレンダー2024」各月の写真に登場する、モリスアイテムや花材からインスピレーションを受けたストーリーをお届けする「#花とモリス」。
4月は「ブルーベル」のデザインについてお届けします。
1876年、ウィリアム・モリスによって描かれた「ブルーベル」。イギリスでは春の訪れを知らせる花として古くから親しまれています。
釣り鐘型の可愛らしい花で、イギリスの群生地の森などで見る姿は神秘的な美しさがあるそう。大きく描かれたアカンサスの葉や絡み合う大きな葉で囲われた控えめなブルーベルは、春になり森林の中で咲いている様子を表したデザインです。
EMERY WALKER’S HOUSEコレクションでは、リーフグリーンやインディゴブルーと軽やかなピンクの組み合わせで、優しく透明感のあるカラー3色で登場しました。
春の訪れを感じさせる色合いの生地には、ガラス小物を合わせて更に透明感をプラス。ピンクの中でも青みがかったトーンを選ぶと、左右対称の優雅なデザインと相まって洗練された大人な雰囲気になります。
モリスのデザインは、イギリスの美しい風景を眺めているような気持ちにさせてくれます。それは彼が自然の樹木や草花を心から愛し、よく観察したモチーフをテキスタイルデザインにしているから。デザインの背景にあるストーリーが、さらに人々の心を惹きつけます。
■使用アイテム:生地/ Bluebell 227036
■使用花材:バラ数種、セージ、ユーカリ、ワックスフラワー
■フラワーアレンジメント:OEUVRE(ウヴル)