Column no. 09

# 花とモリス
PURE MORRIS誕生

マイケル・パリー⽒が⻑年構想していたピュアシリーズ。
その実現へと⼤きく⼀歩を踏み出したきっかけとなった日が、2015年9⽉16⽇です。
そのきっかけは、日本でした。
PURE MORRIS誕生秘話を特別に今回はご紹介します。
マイケル・パリー⽒ が⻑年構想していたピュアシリーズ。
その実現へと⼤きく⼀歩を踏み出したきっかけとなった日が、2015年9⽉16⽇です。
そのきっかけは、日本でした。
PURE MORRIS誕生秘話を特別に今回はご紹介します。

2015年9月16日、大阪・名古屋

日本滞在中だったマイケル・パリー氏はこの日、大阪と名古屋で開催されたマナトレーディング主催のモリスに関するセミナーに、ゲスト・スピーカーとして参加。‟DECORATING WITH MORRIS -A SUMMER RETREAT-” と題したこのセミナーでは、モリスが避暑地として借りた家、「ケルムスコットマナー」を題材にモリスのデザインの数々を紹介したといいます。そこで、彼は運命とも言えるひらめきをすることになります。長年積み重ねていたピュアシリーズのイメージが、頭の中で具体化したのです。

日本のミニマリズムとの合致

パリ―氏はMORRIS & Co.ブランドをリプロデュースすることになったときからずっと、このモリスの生地や壁紙をもっとモダンに使ってもらうことはできないのだろうか、と考えていました。というのも、特にその頃のMORRIS & Co.の商材はこのウィローボウの写真のようにブラウンファニチャー、いわゆるクラシックな家具によく合うものばかりだったのです。長年そんなことを頭の片隅で考えていたパリ―氏でしたが、この日のセミナーで‟日本のミニマリズム”を体感。まさに、「これだ!」とひらめいたそうです。さらに、この大阪と名古屋のセミナー参加者の反応も後押しとなりました。日本にはたくさんのモリスファンがいたのです。
イギリスへ帰国後、パリ―氏はすぐにMORRIS & Co.のデザインチームに構想を伝え、試作に取り掛かります。
MORRIS & Co.のデザイン・スタジオは、モリスのハンドプリント壁紙の原版を所有している特権を持っています。彼らは木版倉庫を掘り下げて調べ、原版の埃を吹き払い、高い技術を有する自社の壁紙工場の職人たちと共に新たなコレクションの完成に向けて一歩を踏み出しました。パリ―氏が出会った日本のミニマリズム、シンプルな生活を目指し、物事を本質に戻す。つまりモリスのアイコニック・パターンを異なる視点で調査することから始めたのです。
彼のデザイン哲学である「シンプル・オブ・ライフ」。モリスの残したデザインの原点と本質に立ち返り、彼の美学と精神を今日的に体現したのは、伝統的な匠の技と、最先端の技術だったのでした。
そして、このふたつが見事に融合し、クラフトマンシップが感じられつつも精錬なインテリア空間を創り上げるファブリックと壁紙が完成します。この完成に至るまでのパリ―氏のこの熱の入れ込みは顕著で、2015年の9月の来日からわずか3か月で壁紙の試作が出来上がり、翌2016年の5月には本国イギリスでリリース、というスピードでした。

PURE MORRIS

「ピュア・モリス」と名付けたこの新しいウィリアム・モリスコレクションは、イギリスでも人気を博し、日本でも2016年の10月に発売。瞬く間に人気ブランドとなりました。
オリジナル品の複雑さや完全性を維持しつつも、モリスのアイコン・デザインが現代の私たちの暮らしにふさわしい表情で甦った生地や壁紙が満載。コンテンポラリーな魅力をまとい、モリスの代表的なデザインがニュートラルカラーで表現された「PURE MORRIS」には、こんな問いかけが根底にあります。
— 「もしウィリアム・モリスが生きていたら、どんなデザインをするだろう?」

特別プレゼント

特別プレゼント
PURE MORRISのアイテムで特別につくったファブリックバスケットとウヴルのフラワーアレンジをセットにして抽選で3名様にプレゼントいたします。詳しくはこちら


(Text by MORRISWORLD.jp staff)

一覧へ戻る