2022年 5月 13日
Fashion and Textile Museum
ロンドンのバーモンジー地区にある「Fashion and Textile Museum」。
イギリスの伝説的なファッションデザイナー ザンドラ・ローデスによって2003年に設立された、イギリスで唯一コンテンポラリーファッションやテキスタイルデザインを中心に収蔵、展示を行っている美術館です。
今年の3月まで行われていた企画展「Beautiful People : The Boutique in 1960s Counterculture」では、1960年代のサブカルチャーファッションが展示されていました。
当時のロンドンは「スウィンギング・ロンドン」とも呼ばれ、ファションの歴史においては大きな転換期となった時代。
チェルシー地区のキングス・ロードにはブティックやカフェが数多く立ち並び、ファションや音楽、アートはここから発信されていました。
今回の企画展でビビットな色合いのシャツや時代の象徴とも言えるミニスカートが展示されている中に、「Golden Lily」のプリント地を使ったジャケットとミニスカートを見つけました。
アーツ・アンド・クラフツ運動を通して手仕事の美しさを提唱し続けたモリス。
そして1960年代のカウンターカルチャーでも大量生産による既製品ではなく、自分らしさを求め、新しいスタイルを打ち出そうとしたデザイナーの想いが重なります。
美術館:Fashion and Textile Museum
83 Bermondsey St, London SE1 3XF
テキスト・写真/T.Tsurumi
ロンドンにあるRoyal College of Artに留学中。
イギリスの暮らしやインテリアにまつわることを発信していきます。
ロンドンにあるRoyal College of Artに留学中。
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