Column no. 14

The 160th Anniversary
of
MORRIS&Co.
創設160周年


新婚生活を送るための「レッドハウス」の内装経験を機にモリス・マーシャル・フォクナー商会を設立したモリス。
2021年は、その記念すべき年からちょうど160年を迎えます。

新婚生活を送るための「レッドハウス」の内装経験を機にモリス・マーシャル・フォクナー商会を設立したモリス。
2021年は、その記念すべき年からちょうど160年を迎えます。

暮らしの中の芸術と美しさ

モリスが残した数々の名言の中でも特によく知られているのが、「美しいと思わないものを家に置いてはならない。」という言葉。産業革命が進み大量生産品が世にあふれる中、手仕事からうまれる自然に根ざした美しさを説いた言葉です。芸術は日々の暮らしとかけ離れたものではなく、日常にあるもの。このことはモリスがテキスタイルや壁紙のデザインを描くのに多くの草花や樹木をモチーフとしたことが証明しています。日常の暮らしの尊さを考えざるを得なかった2020年でしたが、だからこそ毎日を楽しみ、そして美しい暮らしを送りたくなります。

時代を超えて受け継がれるもの

モリスが残した数々のデザイン。私たちが感動を覚えるのはこれらのデザインが160年を経ても新鮮な魅力に満ち、今もなお世界中でファンが生まれ続けていること。長い間を経ても愛される理由として完成された美しいデザインであることはもちろんですが、その時々の暮らしの雰囲気に合うようアップデートされ続けていることも覚えておきたいポイントです。MORRIS&Co.では色やデザインスケールなど、モリスのデザインをいまの暮らしに合うように進化し続けさせています。
だからこそ、いつの時代でも普遍的な魅力を放ちつつも新鮮さも感じさせてくれるのですね。

より良い暮らしへの一歩

2021年、創設160周年を迎えるMORRIS&Co.。この一年を記念すべく、プリントはもちろん、刺繍生地や織生地などベストセラーからモリスの娘メイ・モリスに焦点をあてたARCHIVEVコレクション収録のアイテムの生地までセレクトし、その季節にあった花や果物と合わせて新たに写真を撮り下ろしました。フラワーアレンジメントは、2019年の「#花とモリス」企画でも大好評だったOEUVRE(ウヴル)によるもの。Better Lifeを送るための、暮らしの中に芸術を取り入れやすいモリスアイテムと花との組み合わせです。1年間、毎月新たな写真を紹介していきます。どうぞお楽しみに。

(写真)
流麗な動きをもって重なり合うアカンサスの葉をドラマチックに描いたデザインのアカンサスは、モリスを代表するアイコン的パターンのひとつ。1875 年に商品登録されてから、さまざまなかたちでアップデートされてきました。
厚手の織り生地の耳はそのまま、生地の上下にロックミシンをかけただけのタペストリーは、日常に取り入れやすい芸術のアイデアのひとつです。
(生地:Acanthus Tapestry 230271、使用花材:マム・芍薬・ラナンキュラス・ブルーブッシュ・チューリップ)

(Text by MORRISWORLD.jp staff)