Column no. 04

# 花とモリス
モリス誕生


1834年3月24日。
イギリスのエセックス州ウォルサムストウの裕福な家庭に
ウィリアム・モリスは生まれました。
幼少期に過ごした自宅の庭園や周りの広大な森で幼少期のモリスは多くの時間を過ごし、
また新婚のモリスが友人たちと建てたレッド・ハウスは世界で一番美しい家と言われています。

1834年3月24日。
イギリスのエセックス州ウォルサムストウの裕福な家庭にウィリアム・モリスは生まれました。
幼少期に過ごした自宅の庭園や周りの広大な森で幼少期のモリスは多くの時間を過ごし、また新婚のモリスが友人たちと建てたレッド・ハウスは世界で一番美しい家と言われています。

ウォーターハウス(ウィリアム・モリス・ギャラリー)

1847年に父親が亡くなった後、1848年から1856年のモリスが14歳から22歳になるまで過ごした家で、現在はウィリアム・モリス・ギャラリーとしてモリスが手がけた織物、絨毯、壁紙、タペストリー、家具、ステンドグラス、タイルなどアーツ・アンド・クラフツ運動を代表する作品が数多く並べられています。
ウォーターハウスの敷地内には広大な庭があり、現在はロイド・パークとしてこの周辺の住民の憩いの場となっています。幼きモリスがここで触れ合った自然の草花が、モリスのデザインの源流となったに違いありません。

レッドハウス

1860 年に完成した中世ゴシックを思わせる二階建ての住宅。友人の建築家であるフィリップ・ウェッブらとともに手掛けたモリスの新婚生活のために建てたものです。当時、教会や貴族の家にしか使われなかった赤レンガが使われているため、レッドハウスと呼ばれています。木々の緑がレンガの赤い外壁を覆い、庭には四季の花々が咲き誇り、果実も実ります。

外だけでなく、家の中でも花を眺められる家

当時、ヴィクトリア朝のイギリスは産業革命の成果により工場で大量生産された商品があふれ、かつての職人はプロレタリアート(資本主義社会における賃金労働者階級)となり、労働の喜びや手仕事の美しさも失われてしまった時代。それに反するかのように、レッドハウス建設を機にモリスは1861 年、“芸術と仕事、そして日常生活の統合” という理念を掲げたモリス商会を設立しました。この家のインテリアを美しく装飾したデザインは、植物の模様の壁紙やステンドグラスとして残されています。
その素晴らしさは、世界で一番美しい家とも称されるほど。外観の美しさはもとより、モリスと仲間たちが協力して作り上げた理想の家にふさわしい内装は、今も当時と変わらず魅力に溢れています。

モリスの考えに思いをはせて

モリスが残した「美しいと思わないものを家に置いてはならない」、という言葉。モリスデザインの生地や壁紙をインテリアに取り入れるのであれば、きっとモリスもそうしていたように植物や花も一緒に飾ってみましょう。今回はインテリアに取り入れやすいクッションをPURE MORRISのHoneysuckle & Tulip EmbroideryとPure Howkdale Weaveの生地で作り、このアイテムに合うように季節のチューリップなどを使ったアレンジメントを花屋ウヴルにお願いしました。使用したのは、ホワイトマウンテン、スーパーパーロット、アプリコットパロットという品種のチューリップ、そして花瓶にも活けられるように品種改良された茎の長いパンジー。グレイッシュなトーンのクッションに花をプラスするだけで、一気にインテリアが春の雰囲気に様変わり。花がインテリアに与えてくれるパワーの凄さを感じます。またこの生地に合う他の花として、同じ黄色や白色のラナンキュラスもおすすめとのこと。チューリップと同じく春の花として人気があり、やわらかな花弁のやさしい雰囲気がモリスのこれらのテキスタイルになじむのでは、とウブルの店主田口さんよりコメントをいただきました。ちなみにトーンを揃えれば、同じ空間でもクッションは異なる生地でもOK。むしろ柄を変えることで、インテリアにリズムが生まれますよ。

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(Text by MORRISWORLD.jp staff)

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