Column no. 02

OEUVRE
田口 一征


「美しいと思わないものを家に置いてはならない。」と語ったウィリアム・モリス。
花や植物を描いた彼のデザインと季節ごとに咲き誇る花々には、
安らぎを私たちに与えてくれるという共通点があります。
花そのものが美しい、と身近な植物のありのままの姿を描いたモリスのデザインと
花を実際に合わせてみたいと思い、
花本来が持つ美しさを引き出すアレンジをする花屋ウヴルとのコラボレーションが実現した
今回の『# 花とモリス』企画。
これから年4回にわたり素敵なフラワーアレンジメントで私たちを魅了してくれる
店主の田口さんに10の質問をしてみました。
日々の暮らしをもっと豊かにできるヒントも合わせてご覧ください。

「美しいと思わないものを家に置いてはならない。」と語ったウィリアム・モリス。
花や植物を描いた彼のデザインと季節ごとに咲き誇る花々には、安らぎを私たちに与えてくれるという共通点があります。
花そのものが美しい、と身近な植物のありのままの姿を描いたモリスのデザインと花を実際に合わせてみたいと思い、花本来が持つ美しさを引き出すアレンジをする花屋ウヴルとのコラボレーションが実現した今回の『# 花とモリス』企画。
これから年4回にわたり素敵なフラワーアレンジメントで私たちを魅了してくれる店主の田口さんに10の質問をしてみました。
日々の暮らしをもっと豊かにできるヒントも合わせてご覧ください。

Question 1
『# 花とモリス』企画でのコラボレーションについて、はじめてお聞きになったときの率直な印象や感想を教えてください。
Answer 1
以前よりウィリム・モリスのテキスタイル・模様に興味があったので、今回お声がけいただき、びっくり&うれしく思いました。
― MORRIS WORLD(以下M)
前々からモリスのデザインをご存知だったとのこと。モリスのデザインされた生地や壁紙を扱う私たちとしては、とっても嬉しいお言葉です。
Question 2
ウィリアム・モリスのデザインについてどんな印象を持たれていましたか︖
Answer 2
植物をモチーフとした世界に興味を持っていました。
― M
モリスの残したデザインは、独特の世界観があります。これは、今もなお世界各国のデザイナーたちが感銘を受け、それをインスピレーション源とすることも多いのです。
Question 3
撮影で実際にモリスの生地やその生地で作ったクッションを見て、どのような印象を持たれましたか︖
Answer 3
日常の中にすっと溶け込んでいながらも、存在感があって素敵だなと思いました。

― M
モリスのデザインは、ひとことで言えば個性的。その存在感に圧倒されがちですが、実際にインテリアに落とし込むと自然と馴染む不思議さを持っています。特にPURE MORRISの生地や壁紙はニュートラルな色合いのものが多いので、モリス初心者の方にもおすすめです。

Question 4
「Honey Suckle & Tulip」の生地と組み合わせた花々の名前を教えてください。またどうしてそれらの花をセレクトしたのかもお聞かせいただけますか︖花の種類、色、形などは、生地のデザインからインスピレーションを受けたのでしょうか︖
Answer 4
チューリップ、アスター、パンジー、トケイソウ、ビバーナムティナスです。⽣地の中に描かれている植物たちと共鳴するように、花材や⾊合いも選びました。モノクロの⼆次元的なテキスタイルに、それを邪魔せずスッと馴染むようなシックな⾊合いを合わせています。
― M
デザインに描かれているチューリップはこちらからリクエストしたものですが、それ以外の花はおまかせでした。プレートの上に次々と置かれていくアレンジメントは、計算しつくされているのにそれを感じさせないもの。
これにはスタッフ一同、感嘆のため息が出てしまいました。
Question 5
ウィリアム・モリスは身近な花々をデザインに取り入れていました。ウヴルでの花のセレクトのポイントなどありましたら教えてください。
Answer 5
一番大切にしているのは、季節感です。色合いや植物の流れなども、人工的なものではなく自然本来の姿、美しさを大切に、その時の旬なお花たちを選んでいます。

― M
その花の持ついちばんの美しさが発揮される旬。インテリアも季節に合わせてクッションカバーを替えてみたりするのもいいですね。

Question 6
田口さんにとって花はどんな存在ですか︖
Answer 6
常に新しい気づきや美しさの感動をくれる存在です。
― M
日々つい見逃しがちな気づきや感動を見逃さない暮らし、素敵です。
Question 7
ずばり、暮らしに花を取り入れるメリットを教えてください。
Answer 7
日常生活に花がなくてももちろん成り立つのですが、一輪でもお花があることで日々の生活の中に新たな発見や喜びがうまれてお花が豊かな心をもたらしてくれると思います。
― M
これは深く実感中です。例えばダイニングテーブルに花があると、それだけで毎回の食卓が華やぐんですよね。
Question 8
カーテンやクッションも花と同様、インテリアのエッセンスになりますが、花をインテリアに取り入れるというのは何だかハードルが高い気もしてしまいます。気負わなくてもいいものなんでしょうか︖
Answer 8
気負わずに、一輪だけでもいいのでお気に入りのお花や花瓶にいけて、お気に入りの場所に飾るだけでも楽しんで欲しいです。

― M
花瓶が手元になくてもジャムの空き瓶などでも一輪なら気軽にいけられそうです。毎回今度はどの花にしよう?なんて悩むのも楽しそう。

Question 9
田口さんのご自宅、もしくはアトリエでお気に入りの場所はどこですか︖
またそれはなぜですか︖
Answer 9
新しくオープンしたお店の2Fの窓辺は、光がとても綺麗で(写真に撮った時など)気に⼊っています。
― M
その窓辺にぜひPURE MORRIS のカーテンをおすすめしたいです(笑)。
Question 10
田口さんにとって日々の暮らしで大切にしていることは何ですか︖
Answer 10
心にゆとりと思いやりをもつこと。
― M
ついつい時間に追われて忘れがちなふたつですね。豊かな暮らしを送るために、花と一緒にこの言葉を刻みたいと思います。今回はありがとうございました。今後のアレンジメントも楽しみにしています︕

花屋 ウヴル / 代表 田口 一征

パリのファッションデザイン学校 Studio Berçot を卒業した後、2014年に花屋OEUVRE をスタート。『OEUVRE/ ウヴル』という名前は、仏語で『作品』という意味。
東京目黒に店舗とアトリエを構え、オーダーメイドで季節の花を使ったアレンジや、店舗・撮影の装花などを行う。花本来が持つ色味や形の美しさ、季節感を大切に制作している。
www.oeuvre-tokyo.com